日本建築
2019/04/12
こんにちは、山口です。今回は、日本建築の建物についてお話しします。構造は在来工法、屋根は入母屋造り、外壁は土壁仕上げのという純和風の家は、今でも多く建てられています。このような家は、柱が外部も内部も「現し」になっているため、通し柱からそのまま室内に雨が入ってしまう場合が多くあります。そして無垢の柱の場合は外壁面に「背割」が出ている場合も多いため、近年の強風を伴う雨やゲリラ豪雨などの際に、柱にあたった雨がそのまま一階の室内に侵入してきてしまうことがあります。サッシに関しても、純和風の家は外側から柱に釘で留めつけてあるだけの状態で取付してある場合が多いため、横なぐりの雨があたってしまうと、室内に雨水が入ってしまうことがあります。外観の印象は大きく変わってしまいますが、既設の外壁の上に下地を組んで、板金などの外壁材をカバー工法にて施工することによりこの雨漏りは防げます。真壁の家は、何かと問題がおこりがちです。土壁と柱の取合部の経年劣化により隙間から雨が入ってしまったり、外壁の二次防水として透湿防水シートを貼っていないため強風時に雨が入ってしまったりします。このような原因でお困りの方はぜひ私にご相談くださいね。
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